i-Construction

岡﨑組では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」を建設現場に導入することにより現場の環境改善、生産性の向上を図り、i-Constructionの実現を目指しています。

i-Constructionとは?

i-Construction(アイコンストラクション)の3つの柱

【1】ICTの全面的な活用(ICT土工)
【2】規格の標準化(コンクリート工)
【3】施工時期の標準化
の3つの施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もっと魅力ある建設現場を目指す取組である。
中でも【1】ICTの全面的な活用(ICT土工)は調査・測量、設計、施工、検査等のあらゆる建設生産プロセスにおいてICTを全面的に活用するため、i-Constructionを推進するうえでとても重要な施策の一つである。


ICT技術の全面的な活用(土工)

■一人一人の生産性を向上させ、企業の経営環境を改善
■建設現場に携わる人の賃金の水準の向上を図るなど、魅力ある建設現場へ
■建設現場での死亡事故ゼロに
■「きつい、危険、きたない」から「給与、休暇、希望」を目指して

ICT技術の全面的な活用(土工)

岡﨑組では、測量、設計から施工、検査の全てのプロセスにおいて積極的にICT技術を取り入れi-Constructionの実現に向け取り組んでおります。


01測量


1km海岸の現況断面(幅50m)を測定した場合



02設計・施工計画


2.4kmの林道工事の場合


3次元図面による発注者への安全面の訴求力が高まる。
さらに時間軸を加えた4次元ソフトの活用により工事の進捗状況も分かりやすいものになっている。
高度な地形モデルの作成や平面線形・縦断図の作成・3次元計画モデルや必要な施工土量・人員・部材等の迅速な積算作成など、一貫した正確な施工計画書を作成することが可能となった。
施工土量の算出が容易になる。

03施工


河川工事 L=200m 測点箇所25箇所の場合


丁張りの設置が不要(人員削減、有事に際の影響を受けにくい)作業の待機時間が削減できる。
計画面がすべて入力されているため、作業をどこからでも施工できる。

04検査




i-Construction では3次元の点群データにより設計データとの差分を管理する事で全体的に管理が出来るようになり、品質向上が図れる。



所有機器・ソフトウェア一覧

岡﨑組では常に現場において最適な機器、ソフトウェアを選定し、活用しております。
★下記一覧の写真をクリックすると機器の詳細を表示します。


■高性能空撮機器(フリーフライアルタ)
・ドローン

特徴

プロペラを6枚搭載しているので飛行が安定しており、風の影響を受けにくい。(通常のドローンは4枚)

ICTを実施する上でのメリット

一眼レフカメラを搭載することで画素数の高い写真撮影が行える。画素数が高いので解析誤差が少なく小型機より高度で撮影が出来るので写真枚数が削減できる。 また、カメラを機体上部にも設置できるので橋梁下部の撮影等も可能。

■マルチステーション(MS60)
・トータルステーションとスキャナーを搭載したマルチな測量機器

特徴

トータルステーション(測量)とスキャナー(点群処理)が可能

ICTを実施する上でのメリット

スキャナーでは測定できない任意の測定箇所もトータルステーションで測定でき大規模での点群処理が行える。

■フィールドコントローラー(CS20)
・スマートアンテナ(GS16)のコントローラー

特徴

GSとTSがありスマートアンテナとMS60のワンマン測量時に使用する。

ICTを実施する上でのメリット

GS16はコントローラーがないと観測できない。MS60使用時にもワンマン機として使用できるので生産性の向上が図れる。


■スマートアンテナ(GS16GNSS)
・GNSS等を使用する測量機器

特徴

任意箇所で世界測地系の基準・水準測量ができる。

ICTを実施する上でのメリット

どこでも世界測地系を使用した測量が可能になる。逆に探すこともできる。着工前測量に活用する。

■3次元製図プログラム(Infrastructure Design Suite Premium 2017)
・AutoCAD Civil

特徴

高機能のCADソフトで2次元の図面を3次元で作成できる。

ICTを実施する上でのメリット

道路線形中心線形データ等が使用できることから座標(世界測地系等)を用いた図面作成が行える。今まで数枚の図面で作成していたものが一つのモデルで表現できる。

■施工REVO、A-納図
・完成イメージパス作成ソフト

特徴

図面の等高線(コンタ)を3次元化し図面上の構造物を表現できる。

ICTを実施する上でのメリット

写真情報を図面上に表現できることから顧客プレゼンに使用できる。工程管理と連動することもできるので4次元シュミレーションが可能。

■写真解析ソフト(Kuraves MD)

特徴

写真を解析し簡単に3次元化が可能

ICTを実施する上でのメリット

写真解析は広範囲を素早く解析できる。土量を測定したり各断面の横断測量などが行える。

後処理&中間処理ソフトウェア(Leica Infinity)
・MS60で観測したデータの中間処理ソフト

特徴

PTSデータを作成する。

ICTを実施する上でのメリット

PTSファイルはWingEarthにて使用する。

■大規模3D点群高速処理ソフト(WingEarth)
・TINの作成やSIMAデータの作成

特徴

・大規模三次元点群読込、高速表示処理、エッジ抽出
・点群上の自動物体認識、強力な点群クリーニング機能
・三次元点群上で三次元CADデータ作成


ICTを実施する上でのメリット

断面の測量や土量の算出、出来形管理が行えるソフト。スキャンニングした点群には不要な点群(ゴミ)も観測してしまう。ゴミ処理が容易に行えるので処理速度が大幅に早くなる。


施工実績

平成29年度実績

平成28年度
防安広域第70-6号 三財川 河川改修工事

【発注機関】西都土木事務所
【工事場所】二級河川 一ツ瀬川水系 三財川
      宮崎市佐土原町上田島


今後の方針

公共工事だけではなく民間工事でも積極的にi-Constructionを実践し宮崎の建設業界におけるi-Constructionのリーディングカンパニーとして今まで得た知識、ノウハウ等を進んで展開、共有することで、宮崎の建設業全体を魅力ある業界へと変えていきます。



岡﨑組建設事業部 TEL0985-53-0568 FAX0985-50-7477