「ひなたの極 認証特集」第4回は岡﨑社長が考えるひなたの極の認証についてインタビューを行いました。
他社ひなたの極認証企業は「働き方を変えていけば(従業員にやさしい会社であれば)生産性が上がる」という考え方であるのに対し、岡﨑組は「生産性を上げることが従業員にやさしい会社になる」という考え方です。似て非なる考え方の違いに言及し、3Kの代表格である建設業のこれからの働き方について聞きます。
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他社ひなたの極認証企業は「働き方を変えていけば(従業員にやさしい会社であれば)生産性が上がるという」という考え方であるのに対し、岡﨑組は「生産性を上げることが従業員にやさしい会社になる」という似て非なる考え方だそうですね。その考え方の違いは何ですか?
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生産性というのはロジック(思考)の問題です。
生産性は会社の経営上の課題なので、具体的な数字と行動の改革によって生産性が上がるのです。
つまり、経営上の課題を解決する=生産性を上げる。そうすると残業時間など諸所の問題はなくなるはずだということです。
モチベーションを上げるという話があります。しかし、このモチベーションについては数字で管理できません。
よって、労働環境の改善については生産性の向上には影響しないので、管理しない。よって、生産性を上げることが、結果として働き方を変えるという考え方なのです。
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岡﨑組の考える「従業員にやさしい会社」とは何ですか?
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働く人にとってどのような会社が良いのかどうか、というのは個人ごとに違います。
なので、この「やさしい」という文言には答えられません。
ただ、働く人にとって選択肢がある働き方を提供できる会社であってほしいと思っています。
よって、その選択肢を選べるために過剰な労働を排除すべきだと考えています。
弊社にとって従業員にやさしい会社とは次の2点です。
「生活ができる程度の賃金は支給する。選択肢を選べないほどの過剰な労働をさせない」
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岡﨑組では「生産性」は何を指しているのか教えてください。
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人時生産性です(粗利/総労働時間)
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ひなたの極認証によって、社内外から何か反応がありましたか?
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社外:いろんな方々からニュース見たよと声をかけてもらえます。
社内:管理職が取ることにイメージを持ってもらっている気がします。
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建築業は3K(「きつい」・「汚い」・「危険」)の代表格でもあるといわれています。
これからの建設業の発展において、今回の「ひなたの極」認証制度はどのような役割や影響を与えるものだとお考えですか?
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生産性の低い会社は生き残れない時代になりました。
ひなたの極は一つの指標になるのではないかと思います。
今後は「そこそこの労働で給料が高い」「給料が安いが休みがとりやすい」
最低このレベルが守れる会社に二分されると思います。
どちらかを選ぶときに感覚ではなく、ツールによって生産性を上げる”技術”を取得する必要があると考えています。その結果、このひなたの極を取得するための具体的な方法論とはなにか?
そのような問いを投げるものになってほしいと思います。
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岡﨑組自体にとって「ひなたの極」認証によって会社をどのように発展していきたいとお考えですか?
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生産性向上が目的なので、生産性向上の旗印にしたいです。
外部から見たときに岡﨑組が働きやすい会社であることの目印にしたいです。
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最後に、社員に向けてメッセージをお願いします。
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生産性を上げるためには「知識」が必要です。
なので、自発的な勉強が必須になります。
感情論から卒業して、方法論のみで生産性向上の議論ができるようになってほしいと考えています。